BRIEFING.107(2005.12.26)

2005年不動産に関するキーワード番付(その2)

前回に続き、今回は東のキーワードにコメントします。

 
西   
構造計算書(耐震偽装) 横 綱 国土形成計画
まちづくり3法 大 関 住宅基本法
(独)住宅金融支援機構 関 脇 ファンド・バブル
2005、07、10問題 小 結 筆界特定制度
アスベスト     前頭1 クールビズ、ウォームビズ
信託受益権販売業 前頭2 中間省略登記
フラット35 前頭3 団塊ジュニア
つくばエクスプレス 前頭4 耐震・制震・免震
定借権利金の償却  前頭5 マンション履歴システム
 

●横綱−全国総合開発計画に代わるもの。「開発」が「形成」と、スタンスの変化が見られます。

●大関−古くなった戦後の住宅政策を見直すもの。来年には成立か?

●関脇−ファンドの収益不動産取得意欲は旺盛。収益は増えずとも、期待利回り下がって価格上昇。

●小結−筆界紛争解決のため、登記官が筆界調査委員の意見を踏まえて筆界を特定しようという制度。

●前頭1−京都議定書(今年2月16日発効)への対応のひとつ。二酸化炭素排出量削減に加え、冷房・暖房費が安くなるという効用も。

●前頭2−「登記原因証明情報」の添付義務が課され、今まで可能だったのに不可能に。裏技も開発されているとか。

●前頭2−第二次ベビーブーム世代も結婚、出産の時期に。消費拡大に結びつくか?

●前頭3−揺れに耐える、揺れを吸収する、揺れから逃れる、といったイメージでしょうか。

●前頭4−(財)マンション管理センターのコンピューターに登録された管理組合の運営状況等が、インターネットで組合員に公開されます。一部は一般にも公開。資産価値維持に寄与。

では、来年も加地都市鑑定所をよろしくお願い申し上げます。


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