BRIEFING.454(2017.12.28)
不動産に関するキーワード番付2017(その2)
不動産関連業界の皆様方、忘年会の予定は全てこなされましたでしょうか。お疲れのこととは存じますが、前回に続き、この1年間の不動産に関するキーワードを省みておきましょう。前回の東に続き、今回は西のキーワードについてコメントします。
この1年間、いろいろありました。来年も良い年でありますように。
東 | 西 | |
2022年問題(生産緑地) | 横 綱 | スポンジ化 |
住宅宿泊事業法 | 大 関 | 負動産 |
契約不適合責任 | 関 脇 | IT重説 |
住宅確保要配慮者 | 小 結 | AI査定 |
階層別専用床面積補正率 | 前頭1 | 貸家バブル |
建物状況調査 | 前頭2 | あんしんR住宅 |
田園住居地域 | 前頭3 | 地面師 |
家賃債務保証業者登録制度 | 前頭4 | 広大地 |
ホーム・ステージング | 前頭5 | アクティブ・シニア |
●西横綱−都市に散在する低未利用地。「穴を埋める」「穴の発生を予防する」方策を。
●西大関−相続未登記の土地(タダでも要らない)が増加。マイホームには含み損が。
●西関脇−賃貸契約に限定して本格運用開始。双方向でやりとりできるIT環境が必要。
●西小結−人工知能で不動産価格査定。すでに一部で実用化。中古住宅市場活性化に寄与。
●西前頭1−相続増税を機に、地方銀行、住宅メーカーが地主に積極営業。供給過剰か?
●西前頭2−「特定既存住宅情報提供事業者団体」が付与する標章。住みたい中古へ。
●西前頭3−用地争奪戦を背景に活発化。古典的犯罪だが演技力と書類偽造技術で暗躍。
●西前頭4−「地積規模の大きな宅地」とし曖昧だった要件を明確化。形状・地積も考慮。
●西前頭5−介護施設はまだ早いが利便性の高いサ高住等へ住替え。まだまだ活動したい。
引続き(株)加地都市鑑定所をよろしくお願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さい。