BRIEFING.023(2002.02.21)

建物の延面積(延床面積)の目安

何万坪のビルと聞いてその規模をイメージすることは難しい。しかし、日頃よく目にするビルの延床面積と比較すれば見当がつきやすい。そこできりのいい坪数のビルをあげてみた。これらのビルのボリュームを感覚的につかんでおき、比較してみるとよい。

  ビ ル 名 階 数 延床面積
東 京 虎ノ門2丁目タワー 地上21、地下4 約1万坪
浜離宮ビル 地上20、地下2 約1万坪
東京交通会館 地上15、地下4 約2万坪
インペリアルタワー 地上31、地下4 約3万坪
渋谷マークシティー 地上23、地下1 約4万坪
大 阪 大阪明治生命館 地上14、地下3 約1万坪
近鉄堂島ビル 地上21、地下2 約1万坪
大阪帝国ホテル 地上24、地下2 約2万坪
ニッセイ新大阪ビル 地上21、地下2 約3万坪
ハービス大阪 地上40、地下5 約4万坪

例えば、昨春オープンした晴海のトリトンスクエアーZ棟は、約1万坪なので虎ノ門2丁目タワー程度、Y棟は約1万2千坪なのでその2割増し、X棟は約1万3千坪なので3割増し程度ということになる。また、日本橋の旧東急百貨店跡地に2004年竣工予定のビルは約3万坪だそうだが、帝国ホテルのインペリアルタワーと同じぐらいとイメージすればよい。東京オペラシティーは約7万3千坪で、インペリアルタワーと渋谷マークシティーとを合わせたものよりまだ大きいということになる。

名古屋のJRセントラルタワーズは12万6千坪、六本木ヒルズ(2003年オープン予定)は各棟合わせて21万9千坪。これらも上表を活用して、その規模をイメージすることができよう。

但し有効面積(実際に事務所または店舗等として使用可能な面積)はこの7割程度である。ある年度の事務所床の供給量や、ある時点の空室在庫面積等は、有効面積で発表される場合もあるので、換算して比較する必要がある。


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