BRIEFING.611(2023.12.18)

不動産に関するキーワード番付2023(その1)

皆様方のお陰でとうとう23回目の番付となりました。今回は、顕在化する不都合に対するワードが中心となりましたが、東京都心の再開発関連も目立ちます。なお、過去に取り上げたワードは選考から除外しましたのでご了解下さい。いつものように今回は東、次回は西のキーワードについてコメントします。

  西
デジタルとリアルが融合した地域生活圏の形成 横 綱 管理不全マンション
木造化、木質化 大 関 区分所有補正率
EV充電器 関 脇 盛土規制法
マンション管理適正評価制度 小 結 ソーラー・シェアリング
戸別宅配ボックス 前頭1 レジリアル
マンション・ポエム 前頭2 空家税
その他の空き家 前頭3 サウンディング調査
麻布台ヒルズ 前頭4 渋谷サクラステージ
アドレス・ホッパー 前頭5 ジェンダーレス・トイレ

●東横綱−人口が減少する地方において、人々が安心して暮らせるようにするための施策。

●東大関−柱や梁の構造材に木を使う木造化、RCでも内外装材に木を使うのが木質化。

●東関脇−マンションへの設置で国や自治体から補助金。東京都では条例で義務化決定。

●東小結−管理状態や管理組合運営の状態を6段階で評価し、インターネットで情報公開。

●東前頭1−再配達の削減のみならず、住宅の価値向上へ。家の中から取り出すタイプも。

●東前頭2−棲まう、奏でる、設える。うっとりするが、笑ってしまうものも。略称・マンポエ。

●東前頭3−二次的住宅、賃貸用、分譲用のいずれでもない空き家。放置されているもの多数。

●東前頭4−圧倒的な緑に包まれた「都市の中の都市」。人の営みがシームレスにつながる。

●東前頭5−定住する特定の家を持たず、様々な場所を転々と移動しながら生活する人。

このコラム読者諸兄におかれましては、十分にご存じのものばかりかと思いますが、中には、聞いたことはあるが何だったかな・・・というワードもあるのではないでしょうか。各キーワードについて、その背景、意義、社会における役割などについて、上記コメントで不足する部分を補足してみて下さい。


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