BRIEFING.566(2021.12.20)

不動産に関するキーワード番付2021(その1)

とうとう21回目となりました。コロナ関連が上位を独占した昨年とは違い、環境・防災関連が目立つ番付と言ってよいでしょう。なお、過去に取り上げたキーワードは選考から除いていますのでその旨ご了解下さい。今回は東、次回は西のキーワードについてコメントします。

  西
データ・センター 横 綱 ZEH
ウッド・ショック 大 関 シェア・オフィス
マイクロ・ツーリズム 関 脇 グリーン住宅ポイント
相続土地国庫帰属法 小 結 大規模盛土造成地マップ
流域治水 前頭1 マンション管理計画認定制度
デジタル田園都市国家 前頭2 注視区域
WELL認証 前頭3 TOKYO TORCH
事故物件 前頭4 国土交通グリーンチャレンジ
アセット・ライト経営 前頭5 置き配

●東横綱−耐震構造、自家発電、十分な通信回線等完備。物流倉庫に次ぐ投資対象か。

●東大関−輸入木材価格の高騰。住宅価格に影響が。米国・中国での需要急増が原因。

●東関脇−遠距離移動による人流を回避。自宅から1〜2時間の小旅行。温泉等人気。

●東小結−所有者不明土地の発生予防と利用円滑化が目的。だが案外ハードルは高い。

●東前頭1−河川管理者単独ではなく、流域全体の関係者が協議して行う治水対策。

●東前頭2−地方からデジタルの実装を進め、都市との格差を縮め、地方活性化を推進。

●東前頭3−従業員が身体的・精神的・社会的に健やかに働けるオフィス空間を認証。

●東前頭4−言うべきか否か。国交省が「人の死の告知に関するガイドライン」策定。

●東前頭5−資産の保有を抑えて財務を軽くする経営。工場、ホテル等の売却相次ぐ。

いずれも今後の不動産のあり方に影響を及ぼすものです。不動産関連業界、その周辺業界にとって押さえておかなければならないキーワードであると思います。

過去のキーワード(BRIEFING.col546514488454416383354322294)も併せてご覧下さい。それぞれの時代を振り返ることができます。


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